
工房設立3周年での集合写真:12人のお母さんスタッフたちと

いつも笑顔が素敵なスタッフ:ヘレナ

お互いアドバイスし合いながら働くスタッフ

工房設立3周年での集合写真:12人のお母さんスタッフたちと
OUR FACTORY
工房を始めるにあたり、この地域で仕事をしたいという女性たちに呼びかけ
集まった50人の中から厳しい面接とワークショップを経て8人の女性が選ばれました。
面接の際には、夫が新しい女性と結婚して路頭に迷ってしまった女性、
ひとりで子供を抱えながら収入源のない女性、家庭内暴力を受けたという女性…。
たくさんの悲しい過去と問題を抱えた女性たちがやってきました。
わたしたちはその後、家庭訪問や調査をして、仕事がない、貧しいという人たちの中でも最貧困層と呼ばれる女性たちにまず絞りました。なぜなら、わたしたちの一番の目的は、誰よりも機会を得られない女性たちが
困難な環境から抜け出し、自分たちの手で自分の人生を取り戻すことだからです。
その中からワークショップの中で仕事への意欲と情熱を認められた女性が最終的にメンバーとなりました。

そうして始まったクラフト工房でしたが、始めは大変なことだらけでした。
そもそも働いたことがない、学校に行ったことがないという女性たちなので
働く以前の当たり前のことをたくさん教える必要がありました。
しかし、彼女たちの中に共通して見えたのは、子どもを育てるため・自分の人生を変えるために
なんとかこの仕事を自分のものにしたいというとても強い執念でした。何度もNGを出されても、
あきらめずに特訓を積み、ついには日本でも通用する品質の商品を作り出せるまでになりました。
バングラデシュのお母さんたちが、自分に誇りを持って笑顔で仕事をしてほしい。生きてほしい。
そんな思いから始まったこの工房が、現在働く12人のお母さんと子どもたちの幸せな未来となり、
次世代のお母さんたちのための明るい希望となるように活動していきます。
MOTHER'S STORY
そうして始まったクラフト工房でしたが、始めは大変なことだらけでした。そもそも働いたことがない、学校に行ったことがないという女性たちなので働く以前の当たり前のことをたくさん教える必要がありました。
しかし、彼女たちの中に共通して見えたのは、子どもを育てるため・自分の人生を変えるためになんとかこの仕事を自分のものにしたいというとても強い執念でした。何度もNGを出されても、あきらめずに特訓を積み、ついには日本でも通用する品質の商品を作り出せるまでになりました。
バングラデシュのお母さんたちが、自分に誇りを持って笑顔で仕事をしてほしい。生きてほしい。
そんな思いから始まったこの工房が、現在働く12人のお母さんと子どもたちの幸せな未来となり、次世代のお母さんたちのための明るい希望となるように活動していきます。
工房を始めるにあたり、この地域で仕事をしたいという女性たちに呼びかけ集まった50人の中から厳しい面接とワークショップを経て8人の女性が選ばれました。
面接の際、夫が新しい女性と結婚して路頭に迷ってしまった女性、ひとりで子供を抱えながら収入源のない女性、家庭内暴力を受けたという女性…。たくさんの悲しい過去と問題を抱えた女性たちがやってきました。
わたしたちはその後、家庭訪問や調査をして、仕事がない、貧しいという人たちの中でも最貧困層と呼ばれる女性たちにまず絞りました。なぜなら、わたしたちの一番の目的は、誰よりも機会を得られない女性たちが困難な環境から抜け出し、自分たちの手で自分の人生を取り戻すことだからです。その中からワークショップの中で仕事への意欲と情熱を認められた女性が最終的にメンバーとなりました。

Hawa Begun
シングルマザーながら、
3人の子どもを育てるお母さん
工房の初期メンバー
明るく、どんな時でも工房の笑顔を
生み出すムードメーカー
夫はある日突然私と3人の子どもたちを置いていなくなってしまいました。
当時私には収入がなく、娘ふたりもまだまだ手がかかる時期で、女性が子どもを抱えながらできる仕事はこの村にはなく、途方に暮れていました。
今までなんとか勉強を続けさせてきて、息子の努力の甲斐もあり念願のSSC試験(バングラデシュのセンター試験)を受けるところまできたのに、収入がなければ学校に通わせることも、試験を受けることもできません。
そんな時に、工房で募集があり、
「息子をなんとか進学させてあげたい」その想いだけで面接を受けました。
仕事をし始めてからは、毎月きちんとお給料がもらえ、その報酬で子どもたちを学校に通わせることができています。息子も無事SSC試験に合格しました。
3人の子どもを抱えながらの生活は大変ですが、親として子どもに
機会を与えてあげられていることが本当に嬉しいし、誇りに思っています。
私はこの工房で働くまでは、何も自分で決断することができませんでした。
夫がいつ帰るのかもわからない、いつお給料を持ってくるかもわからない、そんな状態の中で、たまに渡されるお金の中でやり繰りしていかなければいけない生活でした。子どもにあれを食べさせたい、買ってあげたい、と思っても母親なのにその権限がありませんでした。
でも、今は違います。自分で稼いだお金で、今晩のおかずを何にしようか、子どもに必要なものを買っておこう!など、どんな風にお金を使うかを私は考えて決めることができます。それがとても嬉しいです。
ただただ、家の中で我慢をして過していた日々。そんな毎日から
勇気を出し、一歩踏み出して働き始めてから、
自分で決断するということと、仕事をすることの喜びを知りました。
そして、同じように子育てしながら頑張る仲間たちと綺麗な商品を作っている時、私はとても幸せです。この工房は、私が心から笑顔になれる場所です。

Laboni Akter
2人の子どもを育てるお母さん
工房の2期メンバー
工房とみんなのことを考えて働く、
気配り上手の優しい頑張り屋さん